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元気人登場

井上宏さん(笑い学会会長)

井上宏さん title_cgwaraigakunosusume_S.jpeg
アンチエイジング宣言」というのを発表しているラジオ局(ラジオ大阪)があって驚きました。そのことを教えてくださったのは笑い学会の会長の井上宏さん(関西大学名誉教授)です。井上先生はラジオ大阪の番組審議委員をされていらっしゃるのです。 「宣言」では「運動をしましょう」、「よい食習慣を身につけましょう」など6つの呼びかけがあります。「恋をしましょう」というのまであります。 Podcastにも力を入れていて、「佐伯チズのワンポイントアドバイス」が目玉番組のようです。 井上先生には2月の中旬にお目にかかりました。そのときに伺ったPodcastインタビューを先生のご厚意により、ここに公開いたします。最初に雑音が入っていますがご容赦ください。 先生は11年前に「笑い学会」を設立されました。笑いがアンチエイジングによいということは、最近はデータの裏付けも出てきているようです。


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先生は70歳になられたんですね。まだ自分は元気なのに社会が老人扱いをするという・・・

「あなたは70ですよ、70ですよ。」と言うてくるんですなぁ。最初のうちはね、抵抗感あるわね。なんかそんなこと自分ではあまり思うてないのにね、そのことを自覚しなさいと言われるみたいでね(笑)いろんな社会の保証制度としてはね、70になったら保険なんか一割負担しますとかね、そういう恩恵がつくわけですよね。それはそれで享受したいわね。自治体によってはね70になったらね、例えば、地下鉄の乗車キップあげましょうとかね、大阪市なんかはそうなんだけどね、タダのキップあげましょうとかね。いろいろそういうふうに便宜を図ってくれるのはいいんやけどね。自分は自覚してないのに周りからあなたは70ですよ70ですよというような、社会的プレッシャーを感じるね(笑)

それを笑いで吹き飛ばすというのはいかがですか?

でも、まあね、例えば古希でしょ七十は。周りがお祝いをしましょうとかね、言うてくれるでしょ。僕は七十でもないのになぁと心のうち思うててもね、しかしまぁお祝いしてくれるという風になってくるとね、まぁそれもありがたいことやなぁと。受け入れる心境にはなりますけどね。私の場合、卒業生がね、わざわざ会を持ってくれるということになればね、あぁ卒業生で私のことを思っててくれるのかと(笑)やっぱありがたいなぁとかね、そういう心境にはなりますけどね。

卒業生とか、若い人に会う機会はよくあるのですか?

わりとあるんですよ。「井上サロン」と言ってね、私は現役の時からゼミ以外にサロンを作っていたんですな。隔月くらいに飲み屋さんでしゃべろうじゃないかと、サロンを作ってたんですわ。それが残ってましてね、今は不定期になったんですけどね、時たま声かけてくれるわけですわ。「先生、井上サロンまたやりましょか」とかね(笑)そんなことがあったりね。それから仕事の関係というのかな。私は今ね大阪市の総合生涯学習センターね、そこにちょっと出入りしてるんですわ。若いスタッフと話したり、そんな機会もあるんですな。若い人とね、話すのは大事ですわ。そう思いますわ。「若さ」ってのはね、本人たちは意識してないけどね、若いだけでねある種の気を発散しとるんですな。

そういう意味では大学の先生は優位に立ってますね。いつも学生は若いわけですから。

それはありがたいことですな。毎年毎年入れ替わるでしょ。だいたい二十歳前後の男女がきてくれるわけでしょ。それはありがたいですわ。とにかくね、そういう若い人たちの「気」ってありますよね。雰囲気が変わるんですよ。その中にはいるでしょ。若い人は気づいてませんよ。だけども、ちょっと年取ってくるとね、すごく若さってのは感じますな。とてもすばらしいと(笑)

若い人と付き合う場というのが誰にとっても大事という事ですね。

誰でも年をとって孤独になるのはよくないですな。笑いから言うても「孤独」は笑いの敵ですな。相手がいなくなったら、これは笑えなくなってくるという。そりゃね、テレビ見て一人でも笑えんことないけどね、楽しくないですわな。やっぱりにぎやかで食事した方が楽しいしね。夫婦二人っきりもそりゃええけども、やっぱ家族そろって大笑いするのが一番楽しいですな。

団塊の世代が大量定年と言われていますが、その後はいろんな人と付き合う場が大事?

絶対大事だと思いますな。やっぱりね日本はどっちかというと奥さんは奥さんで行動する、だんなはだんなで行動する、こういうパターン多いでしょ。あれはね僕かえていった方がいいと思いますな。定年でね、家に戻ったらいつも夫婦で行動すると。夫婦で仲間を作っていくと。その方がええと思いますな。うん。でね、年取っていったらね、夫婦が仲良ういかんとね、こんなおもしろくないことないでっせ。ほんま。夫婦でケンカしてたら、命縮まるもんね。一番大事だよね(笑)

先生のところはご夫婦で楽しくすごしていらっしゃるようですが?

僕は出かける時はねたいがい家内に声かけますわ。で、一緒にでかけるようにしますな。いろんなその催しとかね、会合ね。そういうふうにしてますな。で、帰ってきたら話題もあるでしょ。あれがどうだった、こうだったとかね。それと楽しいのはね、家族全員がそろってね大笑いすることね。

本にお孫さんに釣りを教えた話がありますが?

孫って言うのはどこが楽しいかというたらね、僕はやっぱりいろいろ教えるのが楽しいね。今の親はそんな暇ないんですわ。だから親の教えられないことを年寄りが教えてやらんことにはね、伝わらないでしょ。だから将棋を教え、碁を教え。いろんなことを教えましたで。私ちょっと謡やりますね。これ、謡も教えてやったらちゃんとついてきますな。おもしろいですよ。落語も教えましたよ。寿限無寿限無も教えたしね。

お孫さんはおいくつですか?

小学校2年と4年です。どこで教えるのがいいかというたらね、一緒に風呂はいるのがよろしいな。風呂場でねつかりながらね、あーやこーやいうて教えてるのが一番よろしいな。でね、すぐ覚えますわ(笑)そんなことね親は全く知りませんね。これはね、やっぱり年寄りの務めでないかなと思うんですよ。この間もね大阪でね、親子で見る「親子寄席」とかね、「親子で見る文楽」とかねそんなのがあるんですよ。そんな時にはね、私が連れて行くんですよ。今の若い連中にね、そんなの期待できませんわ。忙しいしね、余裕がないでしょ。もちろんだからね、経費は私持ちですよ(笑)だから年よりもお金持ってないとこういうことできへんからね(笑)貯めとかなあきませんな。

教える楽しみというのは万人にある?

思いますね。教えることはすごい楽しいです。紙が水を吸い取るように覚えていくのを目の当たりにすると感動しますな。やっぱり。これはやっぱり年寄りが失ったらいかんと思いますな。若い夫婦も助かってるんじゃないですか?すぐに若い夫婦はおじいちゃんおばあちゃん甘やかすとかね、そんなんちゃうんですよ。時にはひきつけなきゃいかんから、そりゃ甘やかす時もあるけれど、もっと大事なこと教えとるんですな。ここを今の若い夫婦は知らなあかんですな。ほんま(笑)

引き続きお話を伺っています。
※ここからは後半の音声をお聞きください。

去年一年ね、週一で連載したんですね。それはね、一応題はね、「笑いを学問する」という固い題がついているんですけどね、私が今までやってきたことを振り返って書いてくれたらええということで連載したんですわ。49回で終わったんですけどね。それ振り返りながら思ったのがね、僕が笑いに興味をもったのはね、笑い飛ばそうというかね、なんか自分でそういうふうに生きてきたんかなって気したんですわ。で、数々失敗してるんですよね。だけどあんまりそれを気にせんとね、やってきたかなという。

人から仕事を与えられるでしょ。そうするとね、ちょっと最初は考えるんですよね。いつもね、「やってみるか!」みたいなことになってしまうんですな。だから、例えばね、僕アメリカにね、最初関西大学から一年間ね留学した話をするのね。50歳でっせ。僕は一度テレビ局に勤務してそれから大学にいってたでしょ。だからその在外研修だしてもらうのが遅かったんですな。49歳ででて50歳で向こうで誕生日を迎えてね、その時にね、多少英語やっとかないかんと思うて耳鳴らしぐらいのことはしたんやけども行ったら全然通用しないし、聞き取れないんだよね。困ったこっちゃなぁ言うね。ことだったんですけども。

それで夜学があるんですよ。教えてくれるんですよ、大学の中でね。そこに登録をしてね、英語で。せっかくアメリカにきたんだからね、ちょっとぐらいねヒアリングができて用をたせないとね具合が悪いと思ってね。プリスメントテストがあるわけですな。それを受けたらね、あなたの力はここだと。クラスわけがあってね。その時に筆記テストとヒアリングのテストあるわけですわ。それを受けて入ったわけですな。で、3ヶ月くらいかな1週間に2回ほどあってね。割と熱心に通ったんですわ。一番最後にまたテストがあるんですよ。終わってからね。そのテストを受けてたらね、なんかどっかで聞いたようなね英語だしね。ペーパーテストもよく似てるしなぁと思ったらね、一番最初に受けたテストだったんですよ。

どれだけできるかね、見るためのテストでしょ。それでまぁ、それを受けたんですが、結果を見たらね、全く最初に受けたテストと点が変わってないんですよ。あれ?まったく向上ないわいな。こと思うてね。それでいなおったんですな。ま、何回やってもあかんと。もうね、度胸でいかなしょうがないと。それからね、なんか落ち着きができたんですなぁ。もうね、どんな場面にでてもね物怖じしない。わからんものはわからん(笑)それまではね、上手になりたい、やっぱりもっと聞き取りたいなんかそういう風に思うてたんですね。でもね、こんだけやってもね、点数かわらへんねんから。もうジタバタしない。いうふうに思うたわけですな。

それからはね、落ち着きもできてね、方々へ顔出してね。おもしろくすごせたんですけどね。それから、日本から行きますとね、三度の食事、とくに夕食なんかね学友と一緒に囲むわけなんですよ。日本からもね、留学の来てる大学の先生がいるわけですよ。だいたい日本人で固まるとかねでてくるんですけどね、割と日本人はちらばってましたね。韓国の人が固まっていたんです。韓国テーブルって言われたりね。チャイナテーブル言われたりね。あったけれど、日本人は割りとちらばってましたね。そういうところでね、食事するでしょ。すると当然アメリカ人入ってきますよね。アメリカ人はいってきたら、やっぱり英語に切り替えなきゃいかんわけですわな。僕は平気でね、そういうところでも顔出ししてたんですよ。僕はあの時ね他にも日本から大学の先生きてるしね、あの人どうしてこないのかなって聞いたらね、ああいう人はこないって言うんですよ。何故かと言うと日本の大学院の学生の方が英語うまいでしょ。だから大学院生の前で自分の英語をね、しゃべるの嫌なんだろうなぁ。それで納得したけれどね。僕はそれが割りと平気でね、やっぱりばかなんだ(笑)どうせええやないか。いい格好することないし。そのおかげでね、かえってアメリカ人も友達になれたしね、日本人の大学院生の人とも友達になれたし、結構楽しくね、暮らしたんですね。

だからそういうところはね、やっぱりなんかあるかなぁと思ってね。アメリカから呼ばれてね、行ったんですけどね。その時もね、息子たちが心配したんですよ。向こうから呼ばれたらね、英語で教えなきゃいかんでしょ。親父そんなことできるんかってね、言われたんですけどね。その時はちょっと考えたんですよ。でもね、その時もね、ええいやってみるか!(笑)そういう感じでね、どうも過ごしてきたみたいでね。

笑い学会作った時もね、こんなん作ってどうしようか思ったけれど、まぁ作ってみるか。みたいなね。10年、11年前ですよね。だから、どっか何かにこうね、生まれたた時にね、私はだいたいやってみるかっていうてね、川を飛び越えてきたような感じがあってね。それは必ず失敗を伴うでしょ。だから自分の中にね、まぁ笑い飛ばせばいいんじゃないかっていうね。だから1年間連載をしている中でねなんか自分の中にそんなものがあったのかなっていうね、発見をしました。

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